- 通信講座のHPを見ても違いがよく分からない
- 自分に合う教材が知りたい!
- 高い買い物なので失敗したくないなぁ…
こんな風に思っていませんか?
公式のホームページではどの通信講座も「値段・教材・フォロー体制など」どれも似ていて大きな違いがないように見えます。しかし、実際に講座を受講してみると各通信講座によって「強み・弱み」が大きく違い
自分に合った教材を選ばないと、思うように学習が進まず合格までの距離が遠くなります
そこで本記事では
- おすすめ通信講座3社の教材をすべて購入
- ホームページでは分からないリアルな情報を記載
- 良い点のみではなく、悪い点も正直に記載
「各通信講座のリアルな強み・弱み」が分かれば、あなたが教材に求めるもの(値段・分かりやすさ・フォロー体制など)と照らし合わせて
ご自身で「自分に合った教材」を選べるようになります
自分に合った教材でサクサク勉強を進めていき、最短ルートで合格を手に入れましょう!
結論:好みの勉強スタイル別おすすめ通信講座
さっそく結論からみていきましょう。
- 紙ベースでの勉強が好きな人⇒ユーキャン
- 動画中心での勉強が好きな人⇒ハウジングインテリアカレッジ
- 製図経験者・サポート不要な人⇒フォーサイト
もう少し詳しく解説します。
紙ベースでの勉強が好きな人⇒ユーキャン
ユーキャンの教材は「テキスト・問題集・サブテキスト」すべてが紙媒体で用意されていて、動画での説明がなくても理解できる分かりやすさが魅力です。
紙ベースでの勉強が好きな人…こんな風に思う方にオススメ↓
- 紙の教材があると落ち着く(アナログ派)
- テキストに付箋やメモを取るのが好き
- メモやマーカーをしたテキストを見て達成感を味わうのが好き
- WEB学習・WEBコンテンツは苦手
普段のスケジュール管理をスマホではなく手書きの手帳で行っている方はユーキャンがオススメです。
ユーキャンは楽天市場で購入できるのでポイントが貯まってお得です!
動画中心での勉強が好きな人⇒ハウジングインテリアカレッジ
ハウジングインテリアカレッジは紙媒体の教材は必要最小限。学習のほとんどをWEBコンテンツ上で行います。ですので、WEBコンテンツでの学習が苦手な人には不向き。
動画中心での勉強が好きな人…こんな風に思う方にオススメ↓
- 動画中心で勉強したい
- テキストを自分で読んで進めていくのが苦手
- 先生に教えてもらいながら勉強したい
- スマホを使って隙間時間を有効活用したい
WEBコンテンツでの勉強に抵抗がなく、普段の読書も電子書籍でする方はハウジングインテリアカレッジがオススメです。
ハウジングインテリアカレッジの通信講座製図経験者・サポート不要な人⇒フォーサイト
「安い価格・スッキリまとまったテキスト・充実のWEBコンテンツ」合格点主義で魅力が多いフォーサイトですが、「製図の基礎的な書き方」についての解説が一切ありません。ですので、全くの初学者にはオススメできません。
製図経験者・サポート不要な人…こんな風に思う方にはオススメ↓
- 製図の基礎知識は不要、試験に通用する実践的な内容を学習したい
- 添削課題は面倒くさくてやらなそう
- 独学と迷ったけど…ちょっと不安なので通信講座を検討
- 暗記の学習が苦手で効率よく学習したい
製図の基礎に問題のない人には、紙のテキストもWEBコンテンツもバランスよく揃っているフォーサイトはオススメです。
フォーサイト・インテリアコーディネーター通信講座通信講座の特徴をご紹介
それぞれの通信講座の特徴をまとめると次のようになります。
通信講座 | ユーキャン | ハウジングインテリアカレッジ | フォーサイト |
価格(税込) | ¥59,000- | ¥58,300- | ¥41,800- |
添削課題 | 1次:7回 2次:3回 | 1次:0回 2次:7回 | なし |
質問回数 | 無制限 (1日3回まで) | 無制限 | 8回まで |
テキストの見やすさ | イラストが豊富 文字での解説も丁寧 | 文字が多い | イラスト・図解が豊富 説明が最小限 |
講義動画の充実 | 補足程度 | 実例写真の解説が豊富 1430分 | テキストの ポイント解説が中心 |
問題集の充実(紙) | 3種類の問題集 +過去問 | 過去問のみ | 過去問演習 +模擬試験 |
問題集の充実(WEB) | 218問 | 904問 | 504問 |
スマホでの勉強のしやすさ | 見にくい | 普通 | 見やすい |
強み | 分かりやすいテキスト 問題集(紙)の充実 | 分かりやすい講義動画 丁寧な製図の添削指導 | 安さ 紙とWEB教材のバランス |
弱み | WEBコンテンツが弱い | テキストが見づらい | 製図の基礎講義がない 添削指導がない |
教材紹介記事 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
注意:2022年5月現在の内容です。
ハウジングインテリアカレッジは1次2次総合通信講座
フォーサイトはバリューセット(1次2次試験対策講座)の内容になります。
この表から見ても
- ユーキャン ⇒ 紙ベースの教材が強い
- ハウジングインテリアカレッジ ⇒ WEBコンテンツが強い
- フォーサイト ⇒ 紙・WEBともにバランスがいい
という事がわかります。もう少し詳しくそれぞれの教材をみていきましょう。
ユーキャン(紙ベースの教材が強い)
まずはユーキャンの通信講座の概要をみていきましょう。
価格(税込) | ¥59,000- |
添削課題 | 1次対策:7回 2次対策:3回 |
質問回数 | 無制限(1日3回まで) |
標準学習期間 | 8ヶ月 (受講開始から直近の2次試験までが8ヶ月未満の場合は、次回の試験月まで指導) |
紙で届く教材 | メインテキスト3冊 メイン問題集2冊 サブ問題集2冊 過去問題3~5年分 写真資料集 2次対策用 ワークブック 添削課題集 |
WEBコンテンツでできること | 講義動画34本(3~5分の短い講義) 問題演習(218問) メール質問 |
詳しい教材の紹介はこちらの記事をご参考ください。
⇒「ユーキャン通信講座の教材すべて紹介」
ここでは他社との違い、教材選びのポイントになる部分を中心にご紹介します!
ユーキャンの通信講座のポイントは次の3つ
- テキストが見やすい&分かりやすいので勉強しやすい
- 試験の傾向と対策が分かる問題集で解答力がつく
- WEBコンテンツが弱くスマホ学習は期待できない
①テキストが見やすい&分かりやすい
ユーキャン通信講座1番のポイントは「テキストの見やすさ&分かりやすさ」です。
・見やすさ⇒勉強を始めるときの「抵抗感がない」
・分かりやすさ⇒初学者でも理解できるように丁寧な解説
この2つをバランスよく兼ね備えたユーキャンのテキストは他社にはない魅力です。
また、1単元が60~90分で完結できるように構成されていて学習計画が立てやすいのも魅力のひとつ。
初学者でも1人で学習が進められるように工夫されている!!
②傾向と対策が分かる問題集
普通の問題集のようにも見えますが、ユーキャンの問題集には
- 問題形式別に解き方のポイント説明
- 各章ごとに出題数の目安や頻出のポイント説明
- 各問ごとによく出るキーワードの説明
という説明が随所にあります。ただ問題を解き知識を定着させるだけでなく、試験の「傾向と対策」を身につけることができる問題集です。
もちろん、
- 分かりやすい解説
- 見開き1ページで完結する見やすいレイアウト
など、使い勝手の面でも優秀な問題集となっています。
③WEBコンテンツが弱い
ユーキャンの弱みは「WEBコンテンツ」が弱いこと。講義動画・WEB問題集はありますが、
- 動画の量が少ない(テキストの補足程度)
- WEB問題は紙教材のサブ問題集と同じ問題
- スマホで見づらい&操作しにくい
という点から、量・質ともに他社と比べて見劣りします。
しかし、ユーキャンの通信講座は「紙ベースのテキスト・問題集」がとても分かりやすく充実しています。なので、
WEBコンテンツに頼らなくても十分に学習を進めることができる
ハウジングインテリアカレッジ
ハウジングインテリアカレッジの講座内容をみていきましょう。ハウジングインテリアカレッジには4種類の通信講座が用意されています。今回は1次2次の両方が勉強でき、自分の好きな時間に勉強できる「1次2次総合通信講座」で比較していきます。
価格(税込) | ¥58,300- |
添削課題 | 1次:0回 2次:7回 |
質問回数 | 無制限 |
受講期間 | 1年 |
紙で届く教材 | メインテキスト(1次)2冊 2次対策テキスト1冊 過去問題 5年分 製図練習ノート 添削課題 |
WEBコンテンツでできること | 講座動画 (1430分) 問題演習 (904問) 学習スケジュール管理 |
詳しい教材の紹介はこちらの記事をご参考ください。
⇒「ハウジングインテリアカレッジ通信講座の教材すべて紹介」
ここでは他社との違い、教材選びのポイントになる部分を中心にご紹介します!
ハウジングインテリアカレッジの通信講座のポイントは次の3つ
- 実例写真が豊富で分かりやすい講義動画
- 添削課題が充実(丁寧な添削指導)
- テキストが見づらい・紙ベースの問題集がない
①実例写真が豊富で分かりやすい講義動画
ハウジングインテリアカレッジの講義動画は全部で1430分(約24時間分)あり、試験内容すべてを講義動画で学習していくスタイルです。
リアルタイムではないという事を除けば「オンライン授業」を受けているのと同じ感じ。動画の再生ボタンを押すことができれば自動的に授業が始まるので「自分でテキストを読み進めていくのが苦手」という人にはオススメです。
これは動画学習すべてに共通するメリットですが、それに加えてハウジングインテリアカレッジの講義動画は他社にはない「分かりやすさ」が魅力。
上の写真のように、動画の中で実例の写真が沢山出てきます。写真があるとイメージが掴みやすく・覚えやすくなります。しかし、インテリアコーディネーターの試験では部材・エレメントの名前が非常に沢山でてくるので1つひとつ自分で調べるのはとても大変です。
ハウジングインテリアカレッジの動画では
- ほとんどの材料・エレメントが写真付き解説される
- 使用例や具体的事例も写真で紹介
とにかく沢山の写真が動画の中で出てきます。自分では調べられないような具体的な写真や建築現場でしか見られないような写真が沢山ありますので、分かりやすく理解が深まります。
写真豊富でイメージが掴みやすい講義動画は最大の強み
②添削課題が充実
ハウジングインテリアカレッジさんの通信講座では添削課題が7題あります。
図面や論文は「1つの決まった正解がない」というのが初学者にとって悩ましい点です。頑張って書いてみたものの…
- これで合っているか分からない
- どこを直せばいいのか分からない
この2点は一人で勉強していると必ず抱える悩みです。それを解決してくれるのが添削指導。
他社と比較しても、添削課題の充実度がわかります。
2次試験の添削回数 | |
---|---|
ハウジングインテリアカレッジ | 5回(製図5題・論文2題の計7題) |
ユーキャン | 3回(製図3題・論文2題の計5題) |
フォーサイト | 添削課題なし |
また、ハウジングインテリアカレッジの添削指導は「親切・丁寧」で分かりやすい・実力がつくという口コミが多く聞かれます。製図や論文の勉強が不安な方にはハウジングインテリアカレッジの添削指導は強い味方になってくれるでしょう!
③テキストが見づらい・紙ベースの問題集がない
ハウジングインテリアカレッジの弱みは「テキストが見づらい」こと。黒1色刷りで文字多め。テンション下がります。今日は勉強やめとこっかな…とか思いそう。
しかし、ハウジングインテリアカレッジは講義動画をメインに学習を進めていくスタイル。あくまでもテキストは補足のノート代り。
講義動画の補助として活用。テキストメインでの学習は不要。
また、紙ベースの問題集(1次対策)がありません。WEBコンテンツに904問の充実した問題集があるので解答力を鍛えるのに問題はありませんが、パソコンやスマホの画面で文字を読むのが苦手、問題を解くのは紙ベースがいいという人は少しストレスを感じるでしょう。
反対に、パソコンやスマホで文字を読むことに抵抗のない人には「いつでもどこでも勉強できるWEB問題集」は弱みではなく、最高の強みと言えます。
フォーサイト
フォーサイトの講座内容をみていきましょう。フォーサイトには3種類の講座が用意されています。今回は1次2次の両方が勉強できる「バリューセット/1次2次試験対策講座」に申し込みました。
価格(税込) | ¥41,800- |
添削課題 | なし |
質問回数 | 8回 |
受講期間 | 申し込みから直近の試験日まで |
紙で届く教材 | メインテキスト(1次)3冊 1次試験問題集 3冊 演習ノート 2次試験問題集(2次の過去問)1冊 模擬試験 1次2次 演習ノート 3冊 資格マンガ ガイド教材 3冊 |
WEBコンテンツでできること | 講義動画 問題演習 (504問) メール質問 学習スケジュール管理 その他お役立ち機能 |
詳しい教材の紹介はこちらの記事をご参考ください。
⇒「フォーサイト通信講座の教材すべて紹介」
ここでは他社との違い、教材選びのポイントになる部分を中心にご紹介します!
フォーサイトの通信講座のポイントは次の3つ
- 紙テキストとWEBコンテンツのバランスが良い
- 問題演習が豊富で実践力が身に付く
- 2次対策が弱い(添削課題がない・製図の基礎解説がない)
①紙テキストとWEBコンテンツのバランスが良い
紙ベースの教材に強い「ユーキャン」、WEBコンテンツに強い「ハウジングインテリアカレッジ」どちらも魅力的な教材ですが、紙かWEBかどちらか一方に偏り過ぎているのが弱点でもあります。
フォーサイトの教材は「紙テキストとWEBコンテンツのバランスの良さ」が強みです。
- スッキリ見やすいテキスト ⇒ 足りない部分は動画で解説
- 基本は講義動画で学習 ⇒ 見やすいテキストで復習
- じっくり問題演習をしたい時 ⇒ 紙ベースの問題集
- 隙間時間を活用したい時 ⇒ WEBコンテンツの問題集
このように、ご自身の状況に合わせて「紙テキストとWEBコンテンツ」と使い分ける事ができ効率的に学習を進めていくことができます。
②問題演習が豊富で実践力が身に付く
インテリアコーディネーターの1次対策ではインプット(テキストの勉強)よりもアウトプット(問題演習)が大事とよく言われます。暗記する内容が多い1次試験では闇雲にテキストの内容を覚えるよりも、出題傾向を反映させた問題演習を数多くこなす方が実力がつくからです。
フォーサイトの教材には4種類の問題演習があります。
- メイン問題集(紙テキスト・過去問をテキスト掲載順に並べたもの)
- チェックテスト(WEBコンテンツ・1問1答)
- 確認テスト(WEBコンテンツ・ゲーム感覚でできる)
- 合格カード(WEBコンテンツ・穴埋めや単語解答)
同じ知識を問う問題でも、出題方法が変わると解けない場合があります。また、同じ問題を繰り返し行うと問題自体を覚えてしまう…という事もよくあります。
フォーサイトの教材では4種類の問題演習があり、いろいろな角度から問題を解いていくことにより確実に合格点をとれる実力が身についていきます。
③2次対策が弱い(添削課題がない・製図の基礎解説がない)
フォーサイトの教材は「2次対策が弱い」です。2次対策の教材は
- 問題集(過去問5年分)
- 問題集の詳細な解説
- 模擬試験
のみです。また、動画での解説も過去問1年分のみになっています。動画内に製図道具の紹介がありますが、道具の使い方や基本的な図面の書き方の指導は一切なく、いきなり実践的な過去問の解き方解説になります。
また、フォーサイトの講座には添削課題がありません。決まった1つの正解がない製図や論文は1人で勉強していると「これで合っているか?」を確認することができず不安になります。その不安を解消してくれる添削指導がないのはフォーサイトの弱い部分でしょう。
しかし、独学で合格している人も多数いますので「添削課題」は必須ではありません。製図の基礎に関しても、学習できる動画がネット上には沢山あります。フォーサイトの教材は他社に比べて2万円近く安いのは無駄をなくしているから。
- 添削課題あっても面倒でやらなそうだなぁ…
- ネットで情報収集できる部分は自分でするから値段を安く
そう思っている方には、フォーサイトの教材の2次対策の弱さはマイナスにならないでしょう。
あなたに合う通信講座はコレ
最後にもう一度まとめてみましょう。
好みの勉強スタイルで通信講座を選ぶとこんな感じ…
- 紙ベースでの勉強が好きな人⇒ユーキャン
- 動画中心での勉強が好きな人⇒ハウジングインテリアカレッジ
- 製図経験者・サポート不要な人⇒フォーサイト
各教材別にまとめると次のようになります。
ユーキャンまとめ
ユーキャンの強みと弱みはこちら
なのでユーキャンがオススメの人・オススメできない人はこのようになります
紙ベースでの勉強が好きな人はユーキャンで合格!
ハウジングインテリアカレッジまとめ
ハウジングインテリアカレッジの強みと弱みはこちら
なのでハウジングインテリアカレッジがオススメの人・オススメできない人はこのようになります
動画中心で勉強したいならハウジングインテリアカレッジで合格
フォーサイトまとめ
フォーサイトの強みと弱みはこちら
なのでフォーサイトがオススメの人・オススメできない人はこのようになります
製図経験アリならフォーサイトで効率よく合格
最後までお読みいただきありがとうございました。
通信講座選びはあくまでもインテリアコーディネーター試験合格のための道具選びに過ぎません。大切なのはその道具(通信講座)を使ってどうやって合格するかです。いい教材を選んでも、勉強しなければ意味がありません。
勉強は1日でも早く始めた方が有利です。受験を決めたのなら、この記事を参考に教材を選び早速勉強を始めましょう!!